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気象庁台風一課
 先日、ネット上をふらふらしてまして。『WEBきらら』という文芸誌のサイトに出くわし、そこの『ゴーゴーハッスル』という小説を読みました。名古屋が舞台なので、ほお、と思いまして。……文調がなにやらヘンテコで、合わない人には小技が気持ち悪いかもしれません。何も考えずにスーッと追える、負荷の軽い文章でもあると思うんですけど。そこそこ面白かったです。

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 今日『poenique』の「透音」というコーナーに『ラルフについて』を投稿しました。愛用のmp3プレーヤー『iFP-895T』のボイスレコーディング機能で録音、フリーソフト『SoundEngine Free』でノイズ軽減・音量調整を行いました。……やっとここまでできるようになったか、という状態です。マイクの感度が良すぎるのか、全体的に音声が割れてますけど。

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 ……以上です。今日は短いですね。まあたまにはそんな日もそんな時もそんなソニンもそんなソニーもソロもソフィーもソフィロジーも。ソモロン諸島! こもろん諸兄! オムロン万歳! ……そんな感じでひとつ。

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 ああそうだ。台風が停滞中なんでしたね。それについて書きましょうか。
 台風の「目」っていう表現がすごいな、とつねづね思うのです。目ですよ、目。誰が命名したんでしょう。すごいセンスですよね。単純に「中心」とか「穴」とか呼べばいいものを「目」。「台風の目は節穴か!」とか叫べそうな勢いです(意味はないです)。
 おそらく気象庁の誰かが命名したんだと思います。台風中心に晴れ間があることは天気図や気象衛星が発明されてから認知されたと考えられます。とすると、戦後に作られた新しい言葉なのではないでしょうか。気象庁台風一課の捜査員たちが──「今度の八号の目つき、厳しいですね」「おい新入り、六十年十二号の目はこんなもんじゃなかったぜ」「まあまあ岡さん、温かい目で見守ってあげましょうよ」──などと日常会話で使っているうちに正式な気象用語として定着してしまったのでしょう。きっとそうだ。

 ちなみに私の言うことは時々まったくいかにもからっきし推測・推量・憶測・裏付け無し・アリバイ無し・推定無罪なのであまりあてにしないことです。仮に当たっていても、あてにするな。あたりめがはずしめ。はずかしめが数しめて。ああ涙坂。グッバイ!

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 さて、今日の一枚です。
 ガードレールが電柱と謎の鉄柱に沿って曲がっています。……思うのは「(電柱はともかく)どうしてガードレールが錆びた鉄柱に場所を譲らねばならないのか?」「この錆びた鉄柱に歴史的価値があるとでもいうのか?」疑問です。
 だいたい、ただ鉄を放置してもここまで見事に錆びないですよ。とすると、既に錆びたものをここに運んできて設置したんでしょうか。ますます謎です。
2004-07-29
(c) Mitsuhiko WAKAHARA