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雑近況、ニャンモーワン
 今回掲載している三枚の写真は、先日撮影したものです。今日は東海地方は雨ですからね、こんな面白い空はしてませんよ。
 写真を撮るようになってつくづく思うようになったんですが……空というのは本当に生き物ですね。いや、生物というより、植物に近い感じです。熱量と光源によって驚くほど印象が変わる。光の角度、細部の分散度、何色のフィルターをかけるかで写真が驚くほど変わってくる。静的なんだけど生ものである。植物っぽい。生きてる。……地球全体がそうだといえばそうなんですが。

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 今日は、ひさびさにまた「インターネットリバーシ」をやりました。「相手には置ける場所が5箇所ぐらいしかない」という状態をキープするように打っていたところ、試合中盤でとつぜん試合放棄されてしまいました。
 そんなに嫌だったのかなあ、あの状態。そうだなあ、私が相手の立場だったらたまらなかっただろうな……同情します。……ってその状態を作ったのは俺か。ううむ。他人が嫌がる試合展開を挑む下衆男、若原光彦(反省中)です。

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 近況ですからすこし近況をば──

 さいきん某親族と電話で話しました。某いわく「プログラマを殺すには銃は要らない。仕様を三回変更すればいい」だそうです。……せ、切実す……おぅぃ、死ぬなぃ。

 私の契約してるプロバイダー『DION』『Lovelog』というBlogサービスを始めました。少し試用してみましたが、いいですね、Blog。とても書きやすいです。とにかく運営しやすくてアップロードしやすい。リンクもしやすい。カテゴリ内にサブカテゴリを作れないなど多少の不満はありますが、テキスト系サイトを作るにはとても適しています。……細かなバグや問題点もあるので、私はまだ実用するつもりはないですけど。

 昨日、チャンネルを変えたらやっていたのでそのままTBSの『さとうきび畑の唄』を見ました。明石家さんまが主演していたやつです。最後の一時間だけ見ました。映像的に物凄く上手く作られているな、と思いました。……大塚英志という作家がいぜんどこかで「物語に死体を出すなら、ちゃんと死体が描けていなければ駄目だ」といったことを書いていたのを思い出しました。戦争反対を示すには圧倒的リアリティで戦争を再現し表現する必要がある、ということです。……だから何だってことはないんですが。ふとそう思っただけです。

 ちょっとしたトリビア。ブルガリアの人は、首を縦に振ると「No」で横に振ると「Yes」なんだそうです。ふーん。インド人がそうだって話はむかし聞いたことがあったんですけどね。各地にそういう話はあるのかな。よくよく調べたら「首を縦に振るとYes」の国のほうが少なかったりして。んなこたあないか。……よくよく調べたら「首を斜めに振るとYes」の国、「首を回すとYes」の国、「首を鳴らすと」「首を揉むと」「首を外すと」なんて国もあるんじゃないでしょうか。いやあ地球は広い。

──どこが近況なんだろう。どこまでが真実なんだろう。書いてる自分にも分からなくなってきました。

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 さて、今日の一枚です。
 だんご三兄弟……っと思ってしまったので撮影してしまいました。しかしよくよく考えると「三つ並んでいる物」を何でもかんでも「三兄弟」に例えてしまうネーミングセンスはスポーツ新聞や週刊誌のノリであり、恥ずべきセンスです。安易です。おっさん臭いです。「猫、ニャンとまあ」「牛、モ〜けっこう」「犬、いやだワン」の傾向です。忌避すべきです。百年の恋も一発で冷めるNGワードです。
 あ。「NGワード」って言葉ひさびさに聞きましたね……あれだけ何年もゴールデンタイムに放送してたのに誰も憶えてないんだよね『クイズ年の差なんて』。その前にやってた『クイズ太郎と花子』も誰も憶えてないみたい。なんでだ。無かったことにしたいのかあんたら。俺は憶えてるぞこの野郎。つまんないなあとか言いながら見てたぞこの野郎。
 ……。誰に対しての発言だかわからなくなってくるのが独り言の危険な所ですね。デンジャーゾーンですね。ジンジャーエールでしょう。新庄コールです。兄ちゃんツールかも。ああ兄弟愛。さらば。
2004-08-05
(c) Mitsuhiko WAKAHARA