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女の朗読劇・ポポロン・地震
 9月5日、日曜日。名古屋市鶴舞のKDjaponで『五年後の手紙』という劇を見てきました。……凄かったです。マジでした。役者さんも演出もお話も、ちょっとやそっとの思いつきで作れるようなものじゃなかったです。いい加減に扱えるような話じゃなく、ぶっつけで演じられるような距離じゃなく、すべてに気合が入ってました。演劇、すごい。大迫力でした。
『五年後の手紙』本編の開始前に前座で、詩と舞踊とポップアートのコラボレーションもありました。舞踊のなまめかしさも、アートの線形も、詩の内容も、とても女性の感性が現れたもので、玄妙な一体感がありました。……アート、考え無しに引かれたような線が重なり複雑さを増すにつれ意味を持ってくる、その様子がとても興味深かったです。生で見れてよかった。

 終劇後、KDjaponでそのまま打ち上げになりました(初日は初演打ち上げ、2日目はなか日打ち上げがあったそうです(笑))。楽しかったー。ポポロンさん(辻元彦さん)がミニライブをしてくださって。♪そら・ポ・ポ・ポ・ポ・ロン♪ と大合唱してました。ポポロンさんの唄は前にも一度聴いたことがあったんですが、一度聞くと忘れられないウキウキさです(今度10月29日(金)『TOKUZO』で聞けます。みんな行こう!)。『牛乳』や『スプーンマン』も聞けました。♪スプーンマーン・イェイェイ♪
 楽しかった。厳しくマジな人がたくさんいて、ワイワイ盛りあがりました。べらぼうに楽しかった。

   *

 先日、鳥取行きの切符を買ってきました。そのとき駅員さんにあることを確かめてみました──

「ちょっとすいません」
「はい?」
「特急の指定席券って、別の車両の自由席にも乗れるんですか?」
「自由席に移るの? 指定席券を買っておいて?」
「いや、だから……特急A号の指定席券で、特急B号の自由席に乗れますか?」
「期限中なら乗れますが?」
「期限って……」
「当日中なら乗れます」
「あ、はい、わかりました」

 駅員さんをえらく不機嫌にさせる質問だったようです。ケチ臭いうえにまどろっこしい話だものね。……「もしも台風などの影響でA号の指定席に乗れなかった場合、B号の自由席に乗り換えられるか?(そうすることで送れずに鳥取に付けるか?)」という意図の質問だったんです。
 で、特急の指定席券を買ったんですが……高いッ。面ン玉0.5ミリぐらい飛び出すような価格でした。小市民なもので。いやあ、うはあ。……まあ関西を突っ切って中国地方まで行こうてンだから当然なんですけどね。いやあ。うむう。

 8月はもう終わって、日没時間もじわじわ早まってきて。すっかり秋めいてきましたけれども。私の夏はこの鳥取砂丘で終わるかな、って心持ちでいます。遅れて最後にもらう夏休み、みたいな。楽しみなのです。

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 さて、今日の一枚……はお休みです。
 今日7日は名古屋市、東山公園駅そばの『clubBL』で『弾き語りvs詩人』というイベントがあります。入場無料だしいろんな人が着るかな。弾き語りの方は関東・関西からも来られます。楽しみです。

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 そうそう、7日0時、大きな地震がありましたね。母があちこちに「無事かコール」をしてました。私は早朝に用事があったので少し仮眠するつもりだったのですが、また余震があるかもしれないし仮眠は中止、深夜じゅう起きてました。
 NHKをつけっ放しにしていたら数時間で、地震速報がだんだん台風関連の情報に移っていきました。けっこう長く大きな揺れでしたが、大規模な被害はなかったようです。
 地面が揺れるってあんなに不安なものだったとは。頭で思っていた地震のイメージとはだいぶ違いました。じわじわした地震で、じわじわ不安になりました。怖くはなかったんですが、どうしたらいいのか、どこへ逃げたらいいのか分からなかった。「何が起きているんだ? 地震か?」と取りあえずテレビを付けてた。……いざその場になってみると、そんなものなんですね。
2004-09-07
(c) Mitsuhiko WAKAHARA