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ライン
台形の紙に引いた線は
どこかへ続く道のように見えて
紙飛行機を折るための
目印だったりする
 
重心の狂った飛行機は
ユニークな飛び方をして失墜
お調子者の星のもとに
悲しいまっしろなピエロ
 
この湖底の石の半分は
この町の子供たちの投げたもの
飛べなかった石も飛びすぎた石も
水紋を残しゆらゆら沈む
 
澄んだ口笛を習得するために
邪魔されない場所が必要だった
遊びに敵なんて存在しない
日暮れの他には
(c) Mitsuhiko WAKAHARA