トップページ ≫ 定型詩 ≫ 忘れた教訓
忘れた教訓
壁にもたれて泣いていた
それだけが過ぎた日の記憶
ほかには棚のレコードと
雑誌の数が増えただけ
 
人は変れば変わるほど
何かを忘れるものらしい
 
誰も傷つけてないのなら
思い出す義務は無いのだし
(c) Mitsuhiko WAKAHARA