トップページ ≫ 定型詩 ≫ 感傷的な海
感傷的な海
なんとなく走ってたら、
海へ出てしまった。
この青の向こうには
何があるのだろう。
 
遠くまで走ったから
なんだか疲れちまった。
この波は優しいし、
戻るのもいいかもしれない。
 
そう思った瞬間、
君に眺められている事に気づいた。
 
君は何も言わず、
にやにやと笑っている。
 
カモメが旋回している。
 
僕は砂に夢を描くから君はそれを笑うといい。
君はゴミを放り投げてカモメに当てようとしている。
 
僕は砂にうみを出すから君はそれを笑うといい。
君はゴミを放り投げてカモメに当てようとしている。
(c) Mitsuhiko WAKAHARA