トップページ ≫ 和歌・短詩 ≫ 川柳 2007-09-09〜2007-12-13
2007-09-09
頭脳線ふたつに裂けてゆく体
あっぽうと呼ばれて赤くなる林檎
煙草から目薬にして十日間
この中にまわしを取った奴がおる
2007-09-12
この家にいつまた春が来てもいい
台風の目はもう何も見ていない
性別を超えた化粧であるべきだ
海で泣き火山で死んでダストレス
光速が目にもの見せてくれやがる
ブルマーは二十世紀の遺物です
鼻に付く常識人が板に憑く
仏壇がお気持ちだけを受領する
次はいつ止まるんだろう腕時計
ゼロになる犯罪などは在りもせず
人類はもう充分に強いです
2007-09-28
ンジャメナと言わせた君の勝ちでしょう
釣針を抜けば語尾上げ魚の口
2007-10-03
向日葵の敵ほうぼうに退きぬ
函館の箱の中身は何だろな
なにガラの枕か知らず今日も寝る
慣用句辞典のような人でした
ルイージの弟達よ今いずこ
禁煙の効果が股にあらわれる
じっと手を見れば指紋で目を回す
水かきが邪魔で指輪ができません
怒らんと言った自分に腹が立つ
先生はチョークの無駄が多いです
2007-10-07
ゲシュタルト崩壊してる天皇家
恥ずかしい柄のテレカは早く減る
きみに屁を聞かせるために芋を食う
かまくらのなかは鎌倉時代です
2007-10-13
サザエさんみたいな国にさようなら
ピノキオは愉快に暮らしましたとさ
その首の喉笛おれが吹いたるわ
それ以上言うなフラグが勃ちそうだ
ドーナツの穴あ食ったと思いねえ
だがしかし私はしゃべる馬のエド
2007-12-13
押入れのにおいがするよドラえもん
純と鈍あまりにすぎているために
ガムシロを入れる手前の手を抑え
印刷でモノクロになるなれるきみ
A型の血液さえも足りません
実はもうルパン四世なのでしょう
ほりいさんぼくのじゅもんがちがいます
我々と言えないでいる我々の
(c) Mitsuhiko WAKAHARA