あなたの持つその音符で
私の頭蓋を粉砕して下さい
こめかみのちょっと左あたりが良い
その辺です目印にして
あなたの持つその放射で
私の魂を消しさって下さい
天国でも地獄でもない所へ送って欲しい
名前のない土地へ
遺言にも飽きてきました
そろそろと頃合いです
沈黙は整いました
始めてください
あなたはたいしたものです
なぜそんな力を隠していたのですか
私が比べたものをあなたは比べずに済む
あなたの言葉でなら理解は容易だ
私が溶けだしましたよ
ちぎってゆくのは楽しいものです
私は風になれるでしょうね
あなたならうまくやれるでしょう