どうして僕には手紙が来なかったんだろう
忘れられてしまったんだ
人間はすぐ忘れるんだ
こんな日がまいとしあるんじゃたまらない
期待はいつも空振りに終るんだ
今日もいつもと同じように冷えるんだ
いつか本当のサンタさんが
僕の本当に欲しいものを持ってきてくれる
それはお金になるとは限らないし
ひとから羨ましがられるとも限らない
本当のサンタさんは
僕の手紙を盗み見ることもしないし
それなのに僕の欲しいものがわかる
そしてそれは約束だから
お互いに遠慮する失礼はおこさない
どうして伝説は美しいんだろうって思うよ
いつか本当のサンタさんが
僕の本当に欲しいものをくれる
いま本当に必要なものは
いつかもずっと必要なものにちがいない
サンタクロースって神様なんでしょう
銀の星がてっぺんでゆれる
こんな夜は壊れてしまえばいいんだ
僕はなにを望んでるんだろう
いつか来てくれる
本当のサンタさんにはわかってる