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定型詩
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銀の夢
銀の夢を見ていた
なめらかなる感触
イオン質の香料
痛み走る冷温
嫌ではない通電
利害のない湾曲
広げられる裂傷
そこに染みる一滴
銀の夢を見ていた
それは無垢の投影
うまく映らなくても
許せそうな気がする
(c) Mitsuhiko WAKAHARA