なんとなく走ってたら、
海へ出てしまった。
この青の向こうには
何があるのだろう。
遠くまで走ったから
なんだか疲れちまった。
この波は優しいし、
戻るのもいいかもしれない。
そう思った瞬間、
君に眺められている事に気づいた。
君は何も言わず、
にやにやと笑っている。
カモメが旋回している。
僕は砂に夢を描くから君はそれを笑うといい。
君はゴミを放り投げてカモメに当てようとしている。
僕は砂にうみを出すから君はそれを笑うといい。
君はゴミを放り投げてカモメに当てようとしている。