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青年
むやみに傷つき傷つけた
あの頃が過去になってゆく
時間は誰にも流れると
人はいくらでも変われると
 
忙しくそしてゆるやかで
幸福な日々がここにある
どんなに泣いても転んでも
そのままで生きてゆくのだと
 
『偽らぬことが優しさで
ミスの無いことが強さだ』と
つかのま信じた生き方を
時は青春と呼び変えた
 
「さりげないことが優しさで
間違えることが強さだ」と
私をさとしたあのひとは
とても穏やかな目をしてた
(c) Mitsuhiko WAKAHARA