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呟く自画像
価値を失った思い出は
枕辺で屑になりました
過去を明かそうとしてみても
うまく説明ができません
提出を終えた封筒は
未来へ向かってゆきました
無事に届くならいいですが
でなければ燃えて欲しいです
いまでも夢路に剣が出て
引き抜けないので困ります
斬り捨てるべきが何なのか
知っているような手首です
(c) Mitsuhiko WAKAHARA