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定型詩
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夜訪
寝付けないために窓際で
タロットカードにひけらかす
迷いは夜光に吸い取られ
透明な空の一部分
髪がひとつ抜け飛んでいく
龍の式神を模しながら
教われるように身を開く
未熟を認めたものとして
一枚の布を通過する
眠りが腹部に忍び込む
契約によって血は赤く
夢魔がどの指を持って去る
(c) Mitsuhiko WAKAHARA